/usr/bin/chsh
ログインシェルを変更する
SYNOPSIS
- chsh [options] [LOGIN]
DESCRIPTION
chsh コマンドは、ユーザーのログインシェルを変更する。これにより、ユーザの初期ログインコマンドの名前が決定される。通常のユーザは、自分のアカウントのログインシェルを変更することだけが可能である。
OPTIONS
chsh コマンドに適用されるオプション。
- -h, --help
- ヘルプメッセージを表示し、終了する。
- -R, --root CHROOT_DIR
- CHROOT_DIR ディレクトリの変更を適用し、CHROOT_DIR ディレクトリの設定ファイルを使用します。
- -s, --shell SHELL
- ユーザーの新しいログインシェルの名前である。このフィールドを空白に設定すると、システムはデフォルトのログイン・シェルを選択する。
- -s オプションが選択されていない場合、chsh は対話型方式で動作し、現在のログイン・シェルを ユーザに表示する。シェルを変更するには新しい値を入力し、現在のシェルを使用するには行を空白にする。現在のシェルは、2 つの [ ] マークで囲まれて表示される。
NOTE
ログインシェルには、/etc/shellsにコマンド名が記載されていなければならないという唯一の制限がああるが、起動者がスーパーユーザーである場合は、どのような値を追加してもかまわない。ログインシェルが制限されているアカウントは、ログインシェルを変更することができない。このため、/etc/shellsに/bin/rshを記述することは推奨されまない。誤って制限されたシェルに変更してしまうと、そのユーザーはログインシェルを元の値に戻すことができなくなるからである。
FILES
- /etc/passwd
- ユーザアカウント情報
- /etc/shells
- 可能なログインシェルのリスト
- /etc/login.defs
- Shadow password suite configuration.
SEE ALSO
External link
この記事は、Debianのmanpageの項目を翻訳一部改変しております。 |