Translations:Discovery and development of dipeptidyl peptidase-4 inhibitors/1/ja

ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬(DPP-4阻害薬)は、酵素ジペプチジルペプチダーゼ-4 (DPP-4)を阻害する酵素阻害薬である。これらは2型糖尿病の治療に用いられる。DPP-4酵素の阻害は、インスリン分泌と血糖コントロール調節に重要な役割を果たすインクレチンの活性を延長・増強する。 2型糖尿病は、膵臓のβ-cellが身体の必要量を満たすのに十分な量のインスリンを分泌できないことから生じる慢性の代謝性疾患である。インスリン抵抗性およびグルコース産生の増加もまた、インスリンに対する身体の需要を増加させることによって役割を果たすことがある。インスリン補充以外の現在の治療法は、時にコントロールを達成するのに十分ではなく、体重増加低血糖などの望ましくない副作用を引き起こすことがある。近年、インスリンの産生機構や体内の糖代謝の調節機構に関する継続的な研究に基づいて、新しい薬物が開発されている。DPP-4という酵素が重要な役割を果たしていることがわかってきた。