ARBは、糖尿病や高血圧の既往があり、ARBを投与しない患者に対しては腎疾患の発症予防効果があるが、蛋白尿や腎動脈狭窄、高血圧性腎硬化症、心不全、多発性嚢胞腎、慢性腎臓病、間質性線維症、巣状分節性糸球体硬化症、またはARBで治療されているが臨床的にまだ存在する高血圧症などの既往がある患者では、血清クレアチニンの上昇に伴う糸球体濾過量の減少など、腎機能を悪化させる可能性がある、腎臓への血管の異常な狭窄を引き起こし、臓器への酸素と栄養の供給を遮断するような状態である。