groupmems - ユーザーのプライマリーグループのメンバーを管理する

SYNOPSIS

groupmems -a user_name | -d user_name | [-g group_name] | -l | -p

DESCRIPTION

groupmems コマンドを使用すると、スーパーユーザー特権を必要とせずに、ユーザー自身のグループメンバーシップリストを管理することができる。groupmems ユーティリティは、そのユーザーが自分の名前酒プライマリ グループに属するように設定されているシステム用です (例: guest/guest)。

管理者であるスーパーユーザーのみが、groupmems を使用して他のグループのメンバーシップを変更することができる。

OPTIONS

groupmemsコマンドに適用するオプション:

-a, --add user_name
グループメンバーリストにユーザを追加する。
/etc/gshadowファイルが存在し、グループが/etc/gshadowファイルにエントリーがない場合、新しいエントリーを追加する。
-d, --delete user_name
グループメンバーリストからユーザを削除する。
/etc/gshadowファイルが存在するとき、グループのメンバーと管理者のリストから取り除く。
/etc/gshadowファイルが存在し、/etc/gshadowファイルにエントリーがないとき、新しいエントリーを追加する。
-g, --group group_name
スーパーユーザは、どのグループメンバーシップリストを修正するかを指定することができる。
-h, --help
ヘルプメッセージを表示し終了する。
-l, --list
グループメンバーリストを表示する。
-p, --purge
グループメンバーシップリストからすべてのユーザーをパージする。
/etc/gshadow ファイルが存在し、グループが /etc/gshadow ファイルにエントリを持っていない場合、新しいエントリが作成される。
-R, --root CHROOT_DIR
CHROOT_DIR ディレクトリの変更を適用し、CHROOT_DIR ディレクトリの設定ファイルを使用する。

SETUP

groupmems実行ファイルは、モード2710でユーザーroot、グループgroupsである必要がある。システム管理者は、groupmems ユーティリティを使用して、ユーザーをグループグループに追加して、許可または不許可にし、独自のグループ メンバーシップ リストを管理することができる。

$ groupadd -r groups
$ chmod 2710 groupmems
$ chown root.groups groupmems
$ groupmems -g groups -a gk4

CONFIGURATION

/etc/login.defsにある以下の設定変数で、このツールの動作が変わる。

MAX_MEMBERS_PER_GROUP (number)
グループエントリあたりの最大メンバー数。最大値に達すると、/etc/groupに新しいグループエントリ(行)が開始される(同じ名前、同じパスワード、同じGIDで)。
デフォルト値は0です。つまり、グループ内のメンバー数に制限はない。
この機能(split group)は、グループ・ファイルの行の長さを制限することを許可する。これは、NISグループの行が1024文字より大きくないことを確認するのに便利である。
このような制限を強制する必要がある場合は、25を使用できる。
注意:分割グループは、すべてのツールでサポートされていない場合がある(Shadow toolsuite でも)。本当に必要でない限り、この変数を使用するべきではない。

FILES

/etc/group
グループアカウント情報
/etc/gshadow
セキュアグループアカウント情報

SEE ALSO

chfn, chsh, passwd, groupadd, groupdel, useradd, userdel, usermod

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