/usr/sbin/groupdel

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グループを削除する

SYNOPSIS

groupdel [options] GROUP

DESCRIPTION

groupdel コマンドは、システムアカウントファイルを変更し、GROUP を参照するすべてのエントリを削除する。指定されたグループは存在しなければならない。

OPTIONS

groupdel コマンドに適用するオプション。

-h, --help
ヘルプメッセージを表示し、終了する。
-R, --root CHROOT_DIR
CHROOT_DIR ディレクトリの変更を適用し、CHROOT_DIR ディレクトリの設定ファイルを使用する。
-P, --prefix PREFIX_DIR
PREFIX_DIR ディレクトリの変更を適用し、PREFIX_DIR ディレクトリにある設定ファイルを使用する。このオプションは chroot しませんので、クロスコンパイルターゲットを準備するためのものです。いくつかの制限事項がある。NIS および LDAP のユーザー/グループは検証されない。PAM認証はホストファイルを使用する。SELINUXのサポートはない。

CAVEATS

既存のユーザーのプライマリーグループを削除することはできない。グループを削除する前に、そのユーザーを削除する必要がある。

すべてのファイルシステムを手動でチェックし、このグループによって所有されているファイルがないことを確認する必要がある。

CONFIGURATION

/etc/login.defs にある以下の設定変数により、本ツールの動作が変化する。

MAX_MEMBERS_PER_GROUP (数値)
グループエントリあたりの最大メンバー数。最大値に達すると、新しいグループエントリ(行)が /etc/group で開始される(同じ名前、同じパスワード、同じ GID を持つ)。
デフォルト値は0である。つまり、グループ内のメンバー数に制限はない。
この機能(split group)は、グループ・ファイルの行の長さを制限することを許可する。これは、NISグループの行が1024文字より大きくないことを確認するのに便利である。
このような制限を強制する必要がある場合は、25を使用できる。
注意:分割グループは、すべてのツールでサポートされていない場合がある(Shadow toolsuite でも)。本当に必要でない限り、この変数を使用するべきではない。

FILES

/etc/group
グループアカウント情報
/etc/gshadow
セキュアグループアカウント情報

EXIT VALUES

groupdel コマンドは次の値を返却して終了する。

0
成功
2
不正なコマンドシンタックス
6
指定したグループが存在しない
8
ユーザのプライマリーグループが取り除けない
10
グループファイルが更新できない

SEE ALSO

chfn, chsh, passwd, gpasswd, groupadd, groupmod, useradd, userdel, usermod

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