Translations:Eicosapentaenoic acid/14/ja
EPAとDHAを含む栄養補助食品は、用量依存的にトリグリセリドを低下させるが、DHAは低密度リポタンパク質(アテローム性動脈硬化を促進する変異体であり、不正確に「悪玉コレステロール」と呼ばれることもある)とLDL-C値(LDL粒子内のコレステロール量の測定値/推定値)を上昇させるようであるが、EPAは上昇させない。この効果は、EPAとDHAの両方が高用量のオメガ3サプリメントの一部であった数百の個々の臨床試験を組み合わせたいくつかのメタアナリシスで見られているが、それは違いが明確に見ることができるEPAとDHAを別々に与えられた場合である。例えば、タフツ医科大学のシェーファーらの研究では、患者に600 mg/日のDHA単独、600または1800 mg/日のEPA単独、またはプラセボを6週間投与した。DHA投与群では、トリグリセリドが20%有意に低下し、LDL-Cが18%上昇したが、EPA投与群では、トリグリセリドの小幅な低下は統計学的に有意とはみなされず、LDL-C値にはいずれの投与量でも変化は認められなかった。