Translations:Indian cuisine/15/ja
古代インドの経典に登場する食品

多くの古代インドのレシピは歴史の中で失われたが、古代および先史時代のインドで何が食べられていたかは、古代の文献からうかがい知ることができる。
- 大麦 — (ヴェーダ語および古典サンスクリット語で’‘ヤヴァ’‘と呼ばれる)’’リグ・ヴェーダ’‘や他のインドの聖典において、古代インドの主要穀物の1つとしてたびたび言及されている
- ベテルの葉 — 主にビンロウジやタバコを噛む際の包みとして用いられるが、料理にも使われ、特に生でピリッとした風味を加える
- パンノキ(パンの実) — コンカニ語で’‘jeev kadge phodi’‘と呼ばれる揚げ物がカルナータカ州およびケーララ州の沿岸部での郷土料理
- ヒヨコマメ — ‘’ミルチ・バジ’‘や’‘mirapakaya bajji’‘のように、粉にして人気のある料理が作られる
- カード — インド亜大陸に由来する伝統的なヨーグルトまたは発酵乳製品で、通常は牛乳から、時には水牛やヤギの乳から作られる
- イチジク — アフガニスタンからポルトガルまで栽培されており、インドのクマオン丘陵のピトラガルでも育てられている
- ギー — 古代インド発祥の澄ましバターの一種で、インド亜大陸、中東料理、伝統医学、宗教儀式で広く用いられる
- ブドウ酒 — カウティリヤの紀元前4世紀後半の記述にインドでのブドウ由来のワインの初出が見られる
- 蜂蜜 — ヴェーダおよびアーユルヴェーダ文献に、精神的かつ治療的用途が記録されている
- マンゴー — ジャイナ教の女神アンビカーは、伝統的にマンゴーの木の下に座る姿で表される
- カラシ(マスタード) — 褐色カラシナはインダス文明で栽培されていた香辛料で、現在もインド亜大陸で重要なスパイス
- ザクロ — 一部のヒンドゥー教伝統では、大地の女神ブーミデヴィやガネーシャ神と関連づけられ、繁栄と多産の象徴
- 米 — 紀元前5000年頃からインド亜大陸で栽培
- ライスケーキ — 多様な種類が存在する
- ローズアップル — 果物として食され、また’‘chambakka achar’‘として漬物にもされる
- サフラン — スペインからカシミールにかけての帯状地域で主に栽培される
- 塩 — ヒンドゥー教では非常に縁起の良い物質とされ、上棟式や結婚式などの宗教儀式で使われる。またジャイナ教では、信仰の印として生米と一緒に供えたり、火葬後の遺灰に振りかけたりする習慣がある
- ゴマ油 — 韓国、中国、そしてカルナータカ、アーンドラ・プラデーシュ、タミル・ナードゥなどの南インドで人気で、オリーブオイルの地中海での使用に似ている
- ソルガム(モロコシ) — 一般に’‘jwaarie’’、’‘jowar’’、’‘jola’’、’‘jondhalaa’’と呼ばれ、主要な栄養源のひとつ
- 砂糖 — 古代からインド亜大陸で生産され、カイバル峠を通じて現代のアフガニスタンへと広まった
- サトウキビ — 最古の結晶糖の生産は北インドで始まった。古代サンスクリット語とパーリ語の文献にその証拠が見られる
- ウコン(ターメリック) — 南アジアと中東料理で広くスパイスとして使用される