Latest revision as of 21:24, 11 June 2025
西洋式コンロの隣にある中華鍋。平底のカラヒ（右）は通常のバーナーカバーの上に置かれているが、丸底の中華鍋は中華鍋リングでバランスを取っていることに注目。カラヒは丸い（ループ状の）取っ手を持つことが多い。
カラヒ（kadai, kerahi, karai, kadhi, kadahi, kadhai, korai, sarai, またはcheena chattiとも）は、南アジア北部発祥の、中華鍋に似た厚くて円形の深型調理鍋の一種である。北インド料理、パキスタン料理、アフガニスタン料理、ネパール料理、カリブ料理で用いられる。伝統的に軟鋼板をプレス成形したものや錬鉄製で、カラヒは側面がより急な中華鍋である。今日では、ステンレス鋼、銅、こびりつき防止加工が施されたものがあり、丸底と平底の両方があるが、伝統的な素材のものも存在する。カラヒという言葉は、「カラ」に由来する。「カラ」は、伝統的にインド亜大陸で牛乳を沸騰させて濃いクリームを作るために使われた、カラヒの大型版である。
