ダヒはインド亜大陸のヨーグルトで、その特徴的な味と食感が知られている。ダヒという言葉は、サンスクリット語の「dadhi」(「酸っぱい乳」)に由来するようで、ヒンドゥー教の儀式でしばしば使われる5つの不老不死の妙薬、すなわちパンチャムリタの一つである。甘くしたダヒ(ミシュティ・ドイまたはメーティー・ダヒ)は、インド東部で一般的であり、甘い乳を発酵させて作られる。現在、牛乳がヨーグルトの主要な材料であるものの、かつてはヤギ乳や水牛乳が広く使われ、その脂肪分が珍重されていた(水牛のカードを参照)。