Translations:Vitamin D/101/ja

基質の違い

ビタミン D2(エルゴカルシフェロール)とビタミン D3(コレカルシフェロール)の作用機序は上記のように共通している。ビタミンD2から産生される代謝産物は、D3から産生される代謝産物と区別するために、er-またはergo-の接頭辞を付けて命名される(時にはchole-の接頭辞を付けることもある)。

  • ビタミン D2から生成される代謝産物はビタミンD結合タンパク質との結合が弱い傾向がある。
  • ビタミン D3ステロール27-ヒドロキシラーゼ(CYP27A1)によってカルシフェジオールに水酸化されるが、ビタミン D2は水酸化されない。
  • エルゴカルシフェロールはCYP27A1によって24位で直接水酸化される。この水酸化はまた、より大きな不活性化の程度をもたらす:カルシトリオールの活性は24位水酸化後に元の60%に減少するが、エルカルシトリオールはエルカルシテトロールに変換される際に活性が10倍減少する。