Translations:Renin–angiotensin system/8/ja
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- 腎臓の黄斑部にある傍糸球体装置の灌流が低下すると、傍糸球体細胞(糸球体毛細血管にある顆粒細胞、変化した周皮細胞)が酵素レニンを放出する。
- レニンは、球状タンパク質であるアンジオテンシノーゲンからデカペプチドを分解する。このデカペプチドはアンジオテンシンIとして知られている。
- アンジオテンシンIはその後、アンジオテンシン変換酵素(ACE)によってオクタペプチドであるアンジオテンシンIIに変換されるが、ACEは主に全身の毛細血管の内皮細胞、肺、腎臓の上皮細胞に存在すると考えられている。1992年のある研究では、すべての血管内皮細胞にACEが存在することが発見された。
- アンジオテンシンIIは、レニン-アンジオテンシン系の主要な生理活性産物であり、糸球体内メサンギウム細胞上の受容体に結合し、これらの細胞を周囲の血管とともに収縮させる;また糸球体座細胞上の受容体に結合し、副腎皮質の糸球体座からアルドステロンの放出を引き起こす。アンジオテンシンIIは、内分泌、オートクリン/パラクリン、イントラクリンホルモンとして作用する。