エネルギー貯蔵
脂肪組織に貯蔵されるトリグリセリドは、動物でも植物でもエネルギー貯蔵の主要な形態である。脂肪酸は好気呼吸における主要なエネルギー源である。脂肪酸の完全な酸化は約38 kJ/g(9 kcal/g)を放出するのに対し、炭水化物とタンパク質の酸化分解はわずか17 kJ/g(4 kcal/g)である。脂肪細胞は、動物においてトリグリセリドの連続的な合成と分解のために設計されており、分解は主にホルモン感受性酵素リパーゼの活性化によって制御される。食事をとらずに長距離を飛行しなければならない渡り鳥は、トリグリセリドを燃料として飛行する。