精進料理
仁寺洞にあるレストラン「山村」の韓国精進料理。
韓国精進料理は、韓国の仏教寺院に起源を持つ。仏教が韓国に伝来して以来、仏教の伝統は韓国料理にも強く影響を与えてきた。新羅時代(紀元前57年~紀元935年)には、「チャルパプ」(찰밥、炊いたもち米の飯)、「ヤックァ」(揚げ菓子)、そして「ユミルグァ」(揚げて膨らませた米菓子)が仏壇に供され、韓国の伝統的な菓子である韓菓の一種として発展した。高麗時代には、「サンチュサム」(レタスで巻いたもの)、「ヤクシク」、そして「ヤックァ」が発展し、その後、中国や他の国々にも広まった。李氏朝鮮時代以降、精進料理は地域や寺院によって韓国で確立された。