Translations:Indonesian cuisine/10/ja

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歴史

ボロブドゥールの調理と魚の鱗を掃除する様子を描いたレリーフ

インドネシア料理には長い歴史がある。そのほとんどは十分に文書化されておらず、地域の慣習や口頭伝承に大きく依存している。稀な例としては、かなりよく文書化された料理の伝統を持つジャワ料理が挙げられる。その多様性は、インドネシア東部のパプア族によって実践されてきた古代の「バカール・バトゥ」(石で焼いたヤムイモやイノシシ)から、洗練された現代のインドネシアフュージョン料理まで多岐にわたる。インドネシアの諸島の民族的多様性は、地元のジャワ料理スンダ料理バリ料理ミナン料理マレー料理、その他の先住民の料理の伝統と、数世紀にわたるインドの商人、中国の移民、オランダの植民地との外国との接触を組み合わせた折衷的な組み合わせを提供している。

9世紀のボロブドゥールのカルマウィバンガのレリーフには、米倉とネズミの害虫に侵された稲が描かれている。稲作はインドネシアで長い歴史を持つ。

米はインドネシア社会にとって不可欠な主食であり、9世紀のボロブドゥールプランバナンのレリーフには古代ジャワでの稲作が描かれている。古代の料理は多くのジャワの碑文に記されており、歴史家はそれらのいくつかを解読することに成功している。8世紀から10世紀頃のマタラム王国時代の碑文には、いくつかの古代料理が記されている。その中には、「hadaŋan haraŋ」(水牛のひき肉のサテで、今日のバリの「サテ・リリット」に似ている)、「hadaŋan madura」(甘いパームシュガーで煮込んだ水牛の肉)、そして「dundu puyengan」(レモンバジルで味付けしたウナギ)がある。また、「haraŋ-haraŋ」(グリルした肉)には、「celeṅ/wök」(豚肉)、「hadahan/kbo」(水牛)、「kidaŋ/knas」(鹿)、「wḍus」(ヤギ)などがある。古代の飲料には、「nalaka rasa」(サトウキビジュース)、「jati wangi」(ジャスミンドリンク)、「kinca」(タマリンドジュース)がある。また、様々な「クルバン」(スパイスで調理した茹で野菜で、今日の「ウラップ」に似ている)や「phalamula」(茹でたヤムイモや塊茎を液体のパームシュガーで提供するもの)がある。その他の古代の野菜料理には、「rumwah-rumwah」(「ララップ」)、「dudutan」(生野菜)、「tetis」がある。