甘露蜜
甘露蜜は、ミツバチがマツ、モミ、クリ、カシなどの樹木から直接分泌物を取り込んだり、主に甘露、つまりアブラムシや他の植物の汁を吸う昆虫の甘い分泌物を採取して生産されるハチミツであり、花の蜜からは作られない。このハチミツは、淡い花蜜ハチミツよりも消化されにくい成分の割合がはるかに大きいため、ミツバチに赤痢を引き起こすことがある。甘露蜜は、蜜源ハチミツよりも風味が強く甘さが控えめであり、ヨーロッパ諸国が甘露蜜の主要市場となっている。ギリシャでは、甘露蜜の一種であるマツハチミツがハチミツ生産量の60〜65%を占める。