Translations:GLP-1 receptor agonist/6/ja

From Azupedia
Jump to navigation Jump to search

2021年のメタアナリシスでは、2型糖尿病の治療にGLP-1アナログを使用した場合、全死因死亡率が12%減少し、心血管および腎アウトカムの有意な改善も認められた。13の心血管アウトカム試験を含むメタアナリシスでは、SGLT-2阻害薬は、特に推算糸球体濾過量(eGFR)が60 mL/min未満の被験者において、3点MACEのリスクを低下させるが、GLP-1受容体作動薬は、eGFRがより高い被験者においてより有益であることが明らかにされた。同様に、SGLT-2阻害薬によるリスク低減は、アルブミン尿の割合が高い集団でより大きかったが、GLP-1受容体作動薬ではこの関係は観察されなかった。このことは,腎機能が保たれている患者と低下している患者,あるいは糖尿病性腎症のある患者とない患者で,2つの物質クラスがそれぞれ異なって使用されることを示唆している。GLP-1作動薬とSGLT2阻害薬は異なる機序でHbA1cを低下させる作用があり、併用することで効果を高めることができる。また、これらが相加的な心保護効果をもたらす可能性もある。