Translations:Fertilizer/29/ja

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リン酸肥料

フィンランド、シーリンヤルヴィにあるリン酸塩のアパタイト鉱山

リン酸肥料は、2つの主要なリン含有鉱物であるフッ素アパタイトCa5(PO4)3F(CFA)と水酸アパタイトCa5(PO4)3OHを含むリン鉱石から抽出されることで得られる。毎年数十億kgのリン鉱石が採掘されているが、残存する鉱石の規模と品質は低下している。これらの鉱物は、で処理することにより水溶性リン酸塩に変換される。硫酸の大量生産は、主にこの用途によって動機付けられている。ニトロリン酸法またはオッダ法(1927年発明)では、最大20%のリン(P)含有量を持つリン鉱石が硝酸(HNO3)で溶解され、リン酸(H3PO4)と硝酸カルシウム(Ca(NO3)2)の混合物が生成される。この混合物はカリウム肥料と組み合わせて、3つの多量栄養素N、P、Kを容易に溶解する形で含む「複合肥料」を生産することができる。