Translations:Diabetic nephropathy/3/ja

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糖尿病性腎症の病態生理学的異常は、通常、長期間にわたる血糖値のコントロール不良から始まる。その後、腎臓の濾過単位であるネフロンに複数の変化が起こる。(通常、成人の腎臓には1個あたり約75万~150万個のネフロンがある)。最初に、遠位細動脈の収縮と近位細動脈の拡張が起こり、その結果、糸球体毛細血管の高血圧と過濾過が起こり、特にネフロンが陳腐化し、過濾過の適応が逆説的にデリケートな糸球体毛細血管にさらなるせん断応力関連の損傷を引き起こし、さらに蛋白尿が増え、血圧が上昇し、さらにネフロンが損傷し、腎機能全体が低下するという悪循環に陥る。同時に、糸球体自体にも変化が起こる。基底膜の肥厚、ポドサイトのスリット膜の拡大、メサンギウム細胞の数の増加、メサンギウムマトリックスの増加などである。このマトリックスは糸球体毛細血管に侵入し、Kimmelstiel-Wilson結節と呼ばれる沈着物を産生する。メサンギウム細胞とマトリックスは徐々に拡大し、糸球体全体を蝕んで濾過を停止させる。