Translations:Collagen/27/ja

分子構造

1個のコラーゲン分子であるトロポコラーゲンは、線維のような大きなコラーゲン凝集体を構成するために使用される。長さは約300 nm、直径は1.5 nmで、3本のポリペプチド鎖(アルファペプチドと呼ばれる。ステップ2参照)これら3つの左巻きらせんは、ねじれながら右巻きの3重らせん、または「スーパーらせん」となり、多くの水素結合によって安定化された協力的な4次構造を形成する。全てのコラーゲンではないにせよ、I型コラーゲンやおそらく全ての線維性コラーゲンでは、各三重らせんはコラーゲン・ミクロフィブリルと呼ばれる右巻きの超スーパーコイルに結合する。各ミクロフィブリルは隣接するミクロフィブリルと聯絡しており、コラーゲン線維内では結晶と言えるほど整然と並んでいるが、個々が不安定であることを示唆する程度である。