Translations:Blood/42/ja
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一酸化炭素中毒の血液は真っ赤であるが、これは一酸化炭素がカルボキシヘモグロビンの生成を引き起こすためである。シアン化合物中毒では、身体は酸素を利用できないため、静脈血は酸素を含んだままとなり、赤みが増す。ヘモグロビンに存在するヘム基に影響を及ぼすいくつかの病態があり、それによって皮膚が青く見えることがある--チアノーゼと呼ばれる症状である。ヘムが酸化されると、より褐色で酸素を運搬できないメトヘモグロビンが形成される。まれな病態である硫黄ヘモグロビン血症では、動脈ヘモグロビンが部分的に酸素化され、青みがかった暗赤色に見える。