Translations:Cheese/15/ja
コルメラのDe Re Rustica(紀元65年頃)には、レンネット凝固、凝乳の圧搾、塩漬け、熟成を含むチーズ製造工程が詳述されている。長老プリニウスによれば、ローマ帝国が誕生する頃には、チーズ製造は洗練された事業になっていたという。プリニウスはまた、ヘルウェティイ族が生産していたスブリンツに似た硬いチーズ、カゼウス・ヘルヴェティコス(Caseus Helveticus)についても触れている。プリニウスの博物誌(紀元77年)は、一章(XI, 97)を割いて、帝国初期のローマ人が楽しんでいたチーズの多様性について述べている。彼は、最高のチーズはニーム近郊の村で作られるが、日持ちがしないため、新鮮なうちに食べなければならないと述べている。アルプスやアペニン山脈のチーズは、当時も現在と同じように、その種類の多さが際立っていた。リグーリア地方のチーズは、そのほとんどが羊の乳から作られていた。山羊乳のチーズはローマでは最近の嗜好品で、燻製にすることでガリアの似たようなチーズの薬っぽい味よりも改善された。海外産のチーズでは、プリニウスは小アジアのビティニアのチーズを好んだ。