米の収量は、雑草の生育や、昆虫、線虫、ネズミなどのげっ歯類、カタツムリ、鳥類など、多種多様な病害虫によって減少する可能性がある。主なイネの害虫には、ヨトウムシ、カメムシ、クロカメムシ、タバコガ、コオロギ、バッタ、ウンカ、カイガラムシ、ツマグロヨコバイなどがいる。多量の窒素肥料を施用すると、アブラムシの大量発生を悪化させる可能性がある。 気象条件も病害虫の発生に寄与することがある。イネハモグリバエの発生は雨季の多雨によって悪化し、アザミウマの発生は干ばつと関連している。