亜鉛は磁性を持たず、溶液中で色を持たないため、生化学や栄養学における重要性の発見が遅れた。1940年、血液から二酸化炭素を除去する酵素である炭酸脱水酵素の活性部位に亜鉛があることが示されると、この状況は一変した。