Translations:Vitamin B6/36/ja
吸収、代謝、排泄
ビタミンB6は小腸の空腸で受動拡散によって吸収される。非常に多量であっても十分に吸収される。リン酸型の吸収には、酵素アルカリホスファターゼによって触媒される脱リン酸化が関与する。ビタミンのほとんどは肝臓に取り込まれる。そこで脱リン酸化されたビタミンは、リン酸化されたPLP、PNP、PMPに変換され、後者の2つはPLPに変換される。肝臓では、PLPはタンパク質、主にアルブミンと結合する。PLP-アルブミン複合体は、肝臓から放出され、血漿中を循環する。タンパク質結合能は、ビタミン貯蔵の限界因子である。全身の貯蔵量は、大部分は筋肉にあり、肝臓の貯蔵量は少ないが、61~167 mgと推定されている。