Translations:Angiotensin II receptor blocker/15/ja
癌
2010年に発表された研究では、ランダム化比較試験のメタアナリシスにより、ARBは新規癌診断のリスクをわずかに増加させることが示唆された。データが限られているため、各薬物に関連するがんの正確なリスクについて結論を出すことはできない。これらの知見はさらなる調査を正当化するものである。 後に米国食品医薬品局(FDA)が行った、ARBと他の治療法を比較した31のランダム化比較試験のメタアナリシスでは、ARBを投与された患者において、がんの罹患(新規)、がん関連死、乳がん、肺がん、前立腺がんのリスクが上昇したという証拠は認められなかった。2013年、100万人以上の退役軍人の経験に関する米国退役軍人省の比較有効性調査では、肺がんまたは前立腺がんのリスク増加は認められなかった。研究者らは次のように結論づけた: "米国退役軍人のこの大規模な全国コホートにおいて、ARBの新規使用者が非使用者に比べて肺癌のリスクが増加するという懸念を支持するエビデンスは認められなかった。我々の所見は、ARBの予防効果と一致していた。"