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スクリーニング
危険因子も症状もない人に対する糖尿病の普遍的なスクリーニングは推奨されていない。スクリーニングは、世界保健機関(WHO)、米国予防サービス専門委員会(USPSTF)、および高リスク成人に対する米国糖尿病学会によって推奨されている。 USPSTFが危険因子とみなしているのは、35歳以上で過体重または肥満のある成人、症状のない成人で血圧が135/80 mmHg以上の成人である。血圧がそれ以下の者については、スクリーニングの是非を推奨するには証拠が不十分である。米国糖尿病学会は、体格指数(BMI)が25を超える成人に対してスクリーニングを推奨している。アジア系では、BMIが23以上の人にスクリーニングを推奨している。その他の高リスク群には、糖尿病の一親等の親族を持つ人、ヒスパニック系、アフリカ系アメリカ人、アメリカ先住民などの一部の民族、妊娠糖尿病の既往歴、多嚢胞性卵巣症候群、体重過多、メタボリックシンドロームに関連する疾患が含まれる。スクリーニングによって死亡リスクが変化するという証拠はなく、有害作用、2型糖尿病の発生率、HbA1c、社会経済的影響に対するスクリーニングの有益性は明らかではない。