上部消化管
上部消化管は口、咽頭、食道、胃、十二指腸からなる。
上下の管の正確な境界は十二指腸の懸垂筋である。これは前腸と中腸の胚の境界を区別するものであり、また臨床医が消化管出血を「上部」由来か「下部」由来かのどちらかであると表現するためによく用いる区分でもある。解剖すると、十二指腸は一体化した臓器のように見えるが、機能、位置、内部解剖学に基づいて4つのセグメントに分かれている。十二指腸の4つの区分は以下の通りである(胃から始まり空腸に向かう): 球部、下行、水平、上行である。懸垂筋は上行十二指腸の上縁を横隔膜に付着している。