Translations:Anti-obesity medication/7/ja
- β2アドレナリン受容体に作用するアドレナリン作動薬はエネルギー消費量を増加させる。クレンブテロールなどは減量のために医薬品の承認なしに使用されているが、心臓へのリスクのためにこの適応で承認を得たものはない。アンフェタミンの抗肥満作用は、脳に作用してエネルギー摂取を減らす以外に、β2アドレナリン受容体によっても媒介される。エフェドリン(およびエフェドラ製剤の有効成分でもある関連化合物)は、アドレナリン作動薬として直接的および間接的に作用することで効果を発揮する。
- 販売中止となった薬物2,4-ジニトロフェノールは、ミトコンドリアの効率を低下させることでエネルギー消費を増加させることで作用する(アンカップリング剤)。DNPのプロドラッグであるHU6は、減量と脂肪肝疾患の臨床試験でテストされている。
- 線維芽細胞増殖因子-21受容体作動薬やFGF-21活性を増加させる薬物は、肥満に関連した疾患のために研究されている。
- もう一つの初期の減量薬物である甲状腺ホルモンもエネルギー消費量を上昇させたが、心臓へのリスクやその他の副作用のために減量には使われなくなった。甲状腺ホルモン受容体βに作用する選択的サイロミメティック製剤は、甲状腺ホルモンの有益な熱発生作用の一部を、より少ない副作用で発揮できる可能性があるが、2023年現在承認を受けているものはない。