医学的診断の最初の記録例は、古代エジプトのイムホテプ(紀元前2630年-2611年)の著作(エドウィン・スミス・パピルス)に見られる。バビロニアのEsagil-kin-apli(fl.紀元前1069年-1046年)によって書かれたバビロニアの医学書である診断ハンドブックでは、病気や疾患の診断に経験主義、論理、合理性を用いることが紹介されている。中国伝統医学は、黄帝内経に記載されているように、4つの診断方法:検査、聴診-嗅覚、問診、触診を規定していた。ヒポクラテスは患者の尿を味見し、汗の匂いを嗅いで診断を下すことで知られていた。