Amino acid/ja: Difference between revisions
Amino acid/ja
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荷電していない側鎖を持つアミノ酸の場合、2つのp''K''<sub>a</sub>値の間のpH値では双性イオンが優勢であるが、少量の正負イオンと[[Chemical equilibrium/ja|平衡]]で共存する。2つのp''K''<sub>a</sub>値の中間点では、微量の正負イオンと微量の正イオンが釣り合い、存在するすべての形態の平均正電荷はゼロになる。このpHは[[isoelectric point/ja|等電点]]p''I''と呼ばれ、p''I''={{sfrac|1|2}}(p''K''<sub>a1</sub> + p''K''<sub>a2</sub>)となる。 | 荷電していない側鎖を持つアミノ酸の場合、2つのp''K''<sub>a</sub>値の間のpH値では双性イオンが優勢であるが、少量の正負イオンと[[Chemical equilibrium/ja|平衡]]で共存する。2つのp''K''<sub>a</sub>値の中間点では、微量の正負イオンと微量の正イオンが釣り合い、存在するすべての形態の平均正電荷はゼロになる。このpHは[[isoelectric point/ja|等電点]]p''I''と呼ばれ、p''I''={{sfrac|1|2}}(p''K''<sub>a1</sub> + p''K''<sub>a2</sub>)となる。 | ||
荷電側鎖を持つアミノ酸の場合、側鎖のp''K''<sub>a</sub>が関与する。したがって、負の側鎖を持つアスパラギン酸やグルタミン酸の場合、末端アミノ基は基本的に完全に荷電形{{chem2|\sNH3+}}であるが、この正の電荷は、ただ1つのC末端カルボキシレート基が負に荷電している状態と釣り合う必要がある。これは2つのカルボキシレートp''K''<sub>a</sub>値の中間で起こる:p''I''={{sfrac|1|2}}(p''K''<sub>a1</sub> + p''K''<sub>a(R)</sub>)、ここでp''K''<sub>a(R)</sub>は側鎖p''K''<sub>a</sub>である。 | |||
グルタミン酸(アスパラギン酸に似ている)だけでなく、システイン、ヒスチジン、リジン、チロシン、アルギニンなど、イオン化可能な側鎖を持つ他のアミノ酸にも同様の考察が当てはまる。 | |||
アミノ酸は[[electrophoresis/ja|電気泳動]]において等電点での移動度がゼロであるが、この挙動は単一アミノ酸よりもペプチドやタンパク質の方が通常利用される。双性イオンは等電点での溶解度が最小であり、一部のアミノ酸(特に非極性側鎖を持つもの)はpHを必要な等電点に調整することで水から沈殿させて単離することができる。 | |||
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