Telmisartan/ja: Difference between revisions
Telmisartan/ja
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テルミサルタンはアンジオテンシンⅡ受容体遮断薬であり、[[angiotensin II receptor type 1/ja|アンジオテンシンⅡ受容体1型]](AT<sub>1</sub>)に対して高い親和性を示し、AT<sub>1</sub>に対する結合親和性は[[Angiotensin II receptor type 2/ja|AT<sub>2</sub>]]の3000倍である。 | テルミサルタンはアンジオテンシンⅡ受容体遮断薬であり、[[angiotensin II receptor type 1/ja|アンジオテンシンⅡ受容体1型]](AT<sub>1</sub>)に対して高い親和性を示し、AT<sub>1</sub>に対する結合親和性は[[Angiotensin II receptor type 2/ja|AT<sub>2</sub>]]の3000倍である。 | ||
テルミサルタンは、[[renin–angiotensin system/ja|レニン-アンジオテンシン系]]を遮断するだけでなく、[[insulin/ja|インスリン]]および[[glucose/ja|グルコース]]代謝の中心的調節因子である[[peroxisome proliferator-activated receptor gamma/ja|ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ]](PPAR-γ)の選択的調節因子としても作用する。テルミサルタンの二重の作用機序は、[[diabetes/ja|糖尿病]]や[[cardiovascular disease/ja|心血管疾患]](CVD)によって引き起こされる血管や腎臓の障害に対する保護効果をもたらすと考えられている。 | |||
テルミサルタンの[[ペperoxisome proliferator-activated receptor delta/ja|ルオキシソーム増殖剤活性化受容体デルタ]](PPAR-δ)受容体に対する活性は、[[GW 501516/ja|GW 501516]]に代わるスポーツドーピング剤としての可能性を推測させる。テルミサルタンはいくつかの組織でPPAR-δ受容体を活性化する。 | |||
また、テルミサルタンは[[PPAR agonist/ja|PPAR-γアゴニスト]]活性を有する。 | |||
===薬物動態=== | ===薬物動態=== |