Translations:High-density lipoprotein/4/ja

検査

HDLとLDL(低比重リポ蛋白)蛋白粒子を直接測定するのはコストが高いため、血液検査では代用値であるHDL-C、すなわちApoA-1/HDL粒子に関連するコレステロールを測定するのが一般的である。健康な人では、血中コレステロールの約30%が他の脂肪とともにHDLによって運ばれる。これはしばしば、低比重リポ蛋白粒子LDL内で運ばれると推定されるコレステロールの量と対比され、LDL-Cと呼ばれる。HDL粒子は動脈アテローム内を含む細胞から脂肪とコレステロールを除去し、排泄または再利用のために肝臓に戻す。したがって、HDL粒子内に運ばれるコレステロール(HDL-C)は、(LDL粒子内のコレステロールと同じであるにもかかわらず)「善玉コレステロール」と呼ばれることがある。HDL-Cの値が高い人は心血管系疾患の問題が少ない傾向があるが、HDL-Cコレステロール値が低い人(特に40 mg/dL未満または約1 mmol/L未満)は心臓病の罹患率が高くなる。健康な人の場合、本来のHDL値が高いほど心血管疾患のリスクが低下する。