/etc/deluser.conf
DESCRIPTION
/etc/deluser.conf ファイルは,プログラム deluser と delgroup のデフォルトを含んでいる.各オプションは option = value という形式をとります。値の周囲には二重引用符または一重引用符を使用できます。コメント行は行頭にハッシュ記号 (#) を付けなければならない。
deluser と delgroup は /etc/adduser.conf も読み込む。 adduser.conf を参照。 deluser.conf での設定は adduser.conf での設定を上書きすることができる。
有効な設定オプションは以下のとおり:
- REMOVE_HOME
- 削除するユーザーのホームディレクトリとメールスプールを削除する。 値は、0 (削除しない) または 1 (削除する) である。
- REMOVE_ALL_FILES
- 削除されるユーザーが所有するシステム上のすべてのファイルを削除する。 このオプションが有効な場合、REMOVE_HOMEは何の効果も持たない。値は 0 または 1 である。
- BACKUP REMOVE_HOME または REMOVE_ALL_FILES が有効な場合、すべてのファイルは削除される前にバックアップされる。作成されるバックアップファイルのデフォルトは、BACKUP_TOオプションで指定されたディレクトリにあるusername.tar(.gz|.bz2)である。圧縮方法は、利用可能な最善のものが選択される。 値は0または1です。
- BACKUP_TO
- BACKUPが有効な場合、BACKUP_TOはバックアップの書き込み先ディレクトリを指定する。デフォルトはカレント・ディレクトリーである。
- NO_DEL_PATHS
- スペースで区切られた正規表現のリスト。ホームディレクトリの削除や,削除するユーザが所有するファイルの削除の際に,削除するすべてのファイルがこれらの正規表現と照合される。一致した場合、そのファイルは削除されません。デフォルトでは、/homeだけを残して、システム・ディレクトリのリストが表示される。
- 言い換えると デフォルトでは、特定のユーザーが所有する /home 以下のファイルのみが削除される。
- ONLY_IF_EMPTY
- このグループに所属するユーザーがいない場合のみ、グループを削除する。デフォルトは0である。
- EXCLUDE_FSTYPES
- 削除するユーザーのファイルを探すときに除外するすべてのファイルシステムを記述する正規表現である。デフォルトは
"(proc|sysfs|usbfs|devpts|tmpfs|afs)"
である。
FILES
/etc/deluser.conf
SEE ALSO
adduser.conf, delgroup, deluser
この記事は、Debianのmanpageの項目を翻訳一部改変しております。 |