/etc/gshadow
gshadow - shadowed group file
DESCRIPTION
/etc/gshadowには、グループアカウントのシャドー情報が格納されている。
このファイルは、パスワードの安全性を確保するため、一般ユーザーには読めないようにする必要がある。
このファイルの各行には、以下のコロンで区切られたフィールドが含まれる。
- group name
- システム上に存在する有効なグループ名である必要がある。
- encrypted password
- この文字列がどのように解釈されるかの詳細については、 crypt(3) を参照すること。
- password フィールドに crypt(3) の有効な結果ではない文字列、例えば ! や * が含まれている場合、ユーザはグループにアクセスするために unix パスワードを使用することができなくなる (ただし、グループのメンバはパスワードを必要としない)。
- このパスワードは、グループのメンバーでないユーザが、このグループのパーミッションを得たいときに使われる (newgrp(1) を参照)。
- このフィールドは空でもよく、その場合、グループのメンバーだけがグループの権限を得ることができる。
- エクスクラメーションマークで始まるパスワードフィールドは、パスワードがロックされていることを意味する。行の残りの文字は、パスワードがロックされる前のパスワードフィールドを表している。
- このパスワードは、/etc/group で指定されたパスワードより優先される。
- administrators
- ユーザー名のカンマ区切りリストである必要がある。
- 管理者は、パスワードやグループのメンバーを変更することができる。
- また、管理者はメンバーと同じ権限を持つ(下記参照)。
- members
- ユーザー名のカンマ区切りリストである必要がある。
- メンバーは、パスワードの入力を要求されることなく、このグループにアクセスすることができる。
- /etc/group にあるのと同じユーザーリストを使用する必要がある。
FILES
- /etc/group
- グループアカウント情報
- /etc/gshadow
- セキュアグループアカウント情報
SEE ALSO
gpasswd, group, grpck, grpconv, newgrp
External Link
![]() | この記事は、Debianのmanpageの項目を翻訳一部改変しております。 |