もう一つの一般的なタイの食品はムンクンで、これも紛らわしいことに「シュリンプペースト」と訳されることが多い。ムンクンはオレンジ色で油っぽく、より液状であるのに対し、カピは灰色、薄紫、あるいは黒で、はるかに固く、崩れやすい。ムンクンは実際にはエビの頭の中にある脂肪で、肝臓と膵臓の役割を果たす器官からのものであり、エビのパテまたはフォアグラのようなものである。「シュリンプトマリー」という用語もムンクンに使われることがあるが、デフォルトでは「トマリー」は一般的にロブスターやカニから採取されると想定されており、料理的に全く異なる日本の食品であるカニミソの英語訳にも使われることがある。