同位体比質量分析法は、炭素の同位体署名によってコーンシロップやサトウキビ糖の添加を検出するために使用できる。トウモロコシやサトウキビ(ミツバチが利用する植物とは異なりC4植物であり、主にC3植物であるテンサイも)に由来する糖の添加は、ハチミツ中に存在する糖の同位体比を歪めるが、タンパク質の同位体比には影響しない。混和されていないハチミツでは、糖とタンパク質の炭素同位体比は一致するはずである。7%という低い添加レベルでも検出が可能である。