葉酸欠乏症は、舌炎、下痢、うつ病、錯乱、貧血、胎児の神経管や脳の欠損を引き起こす可能性がある。その他の症状としては、疲労、白髪、口内炎、成長不良、舌の腫れなどがある。葉酸欠乏症は、全血球計算(CBC)と血漿中のビタミンB12および葉酸値を分析することによって診断される。血清葉酸値が3 μg/L以下であれば欠乏症である。血清葉酸値は葉酸の状態を反映するが、赤血球葉酸値は摂取後の組織貯蔵量をよりよく反映する。赤血球葉酸値が140 μg/L以下であれば、葉酸不足を示す。血清葉酸は、赤血球葉酸よりも葉酸摂取に対してより迅速に反応する。