中国の神話によれば、伝統的な漢方薬の起源は伝説上の3人の君主伏羲、神農、黄帝にまで遡る。神農は何百種類もの薬草を試食し、その薬効と人体への影響を確かめ、人々の苦しみを和らげる手助けをしたと考えられている。植物の薬用のみに焦点を当てた最古の文献は、紀元前1世紀末頃に編纂された神農本草経で、365種の薬草を分類したと言われている。