『寒損病雑病論』は、張仲景が漢代末期の196年から220年にかけて編纂した。薬物処方に重点を置き、陰陽五行と薬物療法を組み合わせた最初の医学書である。この処方はまた、症状を臨床的に有用な「パターン」(zheng, 證)に分類し、治療の対象とした中国最古の医学書でもある。時代とともに何度も変遷を経て、現在では2種類の書物として流通している: 『冷え症論』と『金匱要略』は、11世紀の宋代に別々に編集された。