日本では、餅を作るのに非常に大きな乳鉢と木製の杵が使われる。通常のサイズの日本の乳鉢と乳棒は、それぞれ「すり鉢」と「すりこぎ」と呼ばれる。花崗岩製の乳鉢と乳棒は東南アジア、パキスタン、インドで使われている。インドでは、様々な珍味や日常の料理のためのスパイス混合物を作るのに広く使われている。電動グラインダーの出現により、乳鉢と乳棒の使用は減少した。様々なヒンドゥー教の儀式(結婚式やウパナヤナムなど)では、これらの乳鉢でターメリックを砕くのが伝統である。