集団免疫は、以前に風邪のウイルスに暴露されたことから生じたもので、呼吸器感染症の罹患率が高い若い集団に見られるように、ウイルスの蔓延を抑える上で重要な役割を果たしている。免疫機能の低下は病気の危険因子である。睡眠不足および栄養不良は、ライノウイルス曝露後の感染発症リスクの増大と関連している;これは免疫機能への影響によるものと考えられている。母乳育児は、他の疾患の中でも急性中耳炎や下気道感染症のリスクを低下させるので、乳児が風邪をひいているときは母乳育児を続けることが推奨されている。先進国では、母乳育児はそれ自体風邪の予防にはならないかもしれない。