アミノ酸はタンパク質の前駆体である。アミノ酸は縮合反応によって結合し、ペプチドと呼ばれる短いポリマー鎖、あるいはポリペプチドまたはタンパク質と呼ばれる長い鎖を形成する。これらの鎖は直鎖状で枝分かれしておらず、鎖内の各アミノ酸残基は隣接する2つのアミノ酸に結合している。自然界では、DNA/RNA遺伝物質によってコードされたタンパク質が作られる過程は翻訳:と呼ばれ、リボソームと呼ばれるリボザイムによって、成長するタンパク質鎖にアミノ酸が段階的に付加されていく。アミノ酸が付加される順序は、生物の遺伝子の1つをRNAコピーしたmRNAを鋳型とする遺伝コードによって読み取られる。