肥満は世界的に予防可能な死因のトップであり、成人および小児の割合が増加している。2022年には、世界で10億人以上が肥満であり(成人8億7900万人、小児1億5900万人)、1990年に登録された成人の症例の2倍以上(小児の症例の4倍)であった。肥満は男性よりも女性に多い。今日、肥満は世界のほとんどの地域でスティグマである。逆に、過去も現在も、肥満を富と豊穣の象徴とみなして好意的にとらえている文化もある。世界保健機関、アメリカ、カナダ、日本、ポルトガル、ドイツ、欧州議会、医学会、例えばアメリカ医師会は肥満を病気として分類している。英国のように、そうでない国もある。