Translations:Amino acid/93/ja
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アミノ酸のアミン基とカルボン酸基の両方が反応してアミド結合を形成することができるため、あるアミノ酸分子が別のアミノ酸分子と反応し、アミド結合を介して結合することができる。このアミノ酸の重合がタンパク質を作り出す。この縮合反応によって、新しく形成されたペプチド結合と1分子の水が得られる。細胞内では、この反応は直接起こるのではなく、まずアミノ酸がエステル結合を介して転移RNA分子に結合することで活性化される。このアミノアシルtRNAは、アミノアシルtRNA合成酵素によって行われるATP依存的反応で生成される。このアミノアシルtRNAは次にリボソームの基質となり、リボソームは伸長するタンパク質鎖のアミノ基のエステル結合への攻撃を触媒する。このメカニズムの結果、リボソームによって作られる全てのタンパク質は、そのN末端から始まり、C末端に向かって合成される。