/usr/bin/bash: Difference between revisions
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;<nowiki>help [-dms] [pattern]</nowiki> | ;<nowiki>help [-dms] [pattern]</nowiki> | ||
: | :組み込みコマンドに関する有用な情報を表示する。 pattern が指定されていれば、help は pattern にマッチするすべてのコマンドに関する詳細なヘルプを表示する。そうでなければ、すべての組み込みコマンドとシェル制御構造に関するヘルプを表示する。 | ||
:;-d | :;-d | ||
:: | ::各パターンの簡単な説明を表示する | ||
:;-m | :;-m | ||
:: | ::各パターンの説明をマンページのような形式で表示する | ||
:;-s | :;-s | ||
:: | ::各パターンについて、短い使用法の概要のみを表示する | ||
: | :パターンにマッチするコマンドがなければ、リターンステータスは0である。 | ||
;<nowiki>history [n]</nowiki> | ;<nowiki>history [n]</nowiki> | ||
Line 2,237: | Line 2,237: | ||
;<nowiki>history -p arg [arg ...]</nowiki> | ;<nowiki>history -p arg [arg ...]</nowiki> | ||
;<nowiki>history -s arg [arg ...]</nowiki> | ;<nowiki>history -s arg [arg ...]</nowiki> | ||
: | :オプションなしで、コマンド履歴リストを行番号付きで表示する。 の付いた行は変更されている。 引数 n は、最後の n 行だけをリストする。 シェル変数 '''HISTTIMEFORMAT''' が NULL ではなく設定されている場合、 [https://manpages.debian.org/unstable/manpages-dev/strftime.3.en.html strftime](3) のフォーマット文字列として使用され、 表示された各履歴エントリに関連付けられたタイムスタンプが表示される。 フォーマットされたタイムスタンプと履歴行の間には、空白は表示されない。 filename が指定された場合、それが履歴ファイル名として使用される。オプションが与えられた場合、以下の意味を持つ: | ||
:;-c | :;-c | ||
:: | ::すべてのエントリーを削除して履歴リストを消去する。 | ||
:;-d offset | :;-d offset | ||
:: | ::位置 offset のヒストリエントリを削除する。 offsetが負の場合、最後のヒストリ位置より1つ大きい位置からの相対値として解釈されるため、負のインデックスはヒストリの終わりからさかのぼってカウントされ、-1のインデックスは現在のヒストリ-dコマンドを指す。 | ||
:;-d start-end | :;-d start-end | ||
:: | ::開始位置と終了位置の間の履歴エントリを削除する。 startとendの正の値と負の値は、上記のように解釈される。 | ||
:;-a | :;-a | ||
:: | ::''新しい''ヒストリ行をヒストリファイルに追加する。 これらの行は現在のbashセッションの開始以降に入力されたヒストリで、まだヒストリファイルに追加されていない行である。 | ||
:;-n | :;-n | ||
:: | ::ヒストリファイルからまだ読み込まれていないヒストリ行を現在のヒストリリストに読み込む。 これらは、現在のbashセッションの開始以降にヒストリファイルに追加された行である。 | ||
:;-r | :;-r | ||
:: | ::履歴ファイルの内容を読み込み、現在の履歴リストに追加する。 | ||
:;-w | :;-w | ||
:: | ::現在の履歴リストを履歴ファイルに書き込み、履歴ファイルの内容を上書きする。 | ||
:;-p | :;-p | ||
:: | ::以下の引数に対してヒストリ置換を行い、結果を標準出力に表示する。 ヒストリリストには結果を保存しない。 通常のヒストリ展開を無効にするには、各argを引用符で囲む必要がある。 | ||
:;-s | :;-s | ||
:: | ::履歴リストに引数を1つのエントリーとして保存する。 履歴リストの最後のコマンドは、引数が追加される前に削除される。 | ||
:'''HISTTIMEFORMAT'''変数が設定されている場合、各履歴エントリーに関連するタイムスタンプ情報は、履歴コメント文字でマークされた履歴ファイルに書き込まれる。ヒストリファイルが読み込まれると、ヒストリコメント文字の直後に数字が続く行は、次のヒストリエントリのタイムスタンプとして解釈される。 無効なオプションに遭遇するか、ヒストリファイルの読み込みまたは書き込み中にエラーが発生するか、-dの引数として無効なオフセットが与えられるか、-pの引数として与えられたヒストリ展開が失敗しない限り、戻り値は0である。 | :'''HISTTIMEFORMAT'''変数が設定されている場合、各履歴エントリーに関連するタイムスタンプ情報は、履歴コメント文字でマークされた履歴ファイルに書き込まれる。ヒストリファイルが読み込まれると、ヒストリコメント文字の直後に数字が続く行は、次のヒストリエントリのタイムスタンプとして解釈される。 無効なオプションに遭遇するか、ヒストリファイルの読み込みまたは書き込み中にエラーが発生するか、-dの引数として無効なオフセットが与えられるか、-pの引数として与えられたヒストリ展開が失敗しない限り、戻り値は0である。 |