/usr/bin/bash: Difference between revisions
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keyname:function-nameまたはmacroという形式を使う場合、keynameは英語で綴られたキーの名前である。 例えば: | keyname:function-nameまたはmacroという形式を使う場合、keynameは英語で綴られたキーの名前である。 例えば: | ||
< | <syntaxhighlight lang="bash"> | ||
Control-u: universal-argument | Control-u: universal-argument | ||
Meta-Rubout: backward-kill-word | Meta-Rubout: backward-kill-word | ||
Control-o: "> output" | Control-o: "> output" | ||
</ | </syntaxhighlight> | ||
上記の例では、C-uは関数universal-argumentに、M-DELは関数backward-kill-wordに、C-oは右辺で表現されたマクロを実行する(つまり、テキスト``> output''を行に挿入する)ためにバインドされている。 | 上記の例では、C-uは関数universal-argumentに、M-DELは関数backward-kill-wordに、C-oは右辺で表現されたマクロを実行する(つまり、テキスト``> output''を行に挿入する)ためにバインドされている。 | ||
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2番目の形式である "keyseq":function-nameまたはmacroでは、keyseqは上記のkeynameとは異なり、キーシーケンス全体を表す文字列を二重引用符で囲んで指定することができる。 以下の例のように、GNU Emacsスタイルのキーエスケープを使うことができるが、記号文字名は認識されない。 | 2番目の形式である "keyseq":function-nameまたはmacroでは、keyseqは上記のkeynameとは異なり、キーシーケンス全体を表す文字列を二重引用符で囲んで指定することができる。 以下の例のように、GNU Emacsスタイルのキーエスケープを使うことができるが、記号文字名は認識されない。 | ||
< | <syntaxhighlight lang="bash"> | ||
"\C-u": universal-argument | "\C-u": universal-argument | ||
"\C-x\C-r": re-read-init-file | "\C-x\C-r": re-read-init-file | ||
"\e[11~": "Function Key 1" | "\e[11~": "Function Key 1" | ||
</ | </syntaxhighlight> | ||
この例では、C-uは再び関数universal-argumentにバインドされている。 C-x C-rは関数re-read-init-fileに束縛され、<nowiki>ESC [ 1 1 ~</nowiki>はテキスト``Function Key 1''を挿入するために束縛される。 | この例では、C-uは再び関数universal-argumentにバインドされている。 C-x C-rは関数re-read-init-fileに束縛され、<nowiki>ESC [ 1 1 ~</nowiki>はテキスト``Function Key 1''を挿入するために束縛される。 | ||
GNU Emacsスタイルのエスケープシーケンス一式は以下の通りである。 | GNU Emacsスタイルのエスケープシーケンス一式は以下の通りである。 | ||
< | <syntaxhighlight lang="bash"> | ||
\C- control prefix | \C- control prefix | ||
\M- meta prefix | \M- meta prefix | ||
Line 1,373: | Line 1,373: | ||
\" literal " | \" literal " | ||
\' literal ' | \' literal ' | ||
</ | </syntaxhighlight> | ||
GNU Emacsスタイルのエスケープシーケンスに加えて、2つ目のバックスラッシュエスケープのセットが利用できる: | GNU Emacsスタイルのエスケープシーケンスに加えて、2つ目のバックスラッシュエスケープのセットが利用できる: | ||
< | <syntaxhighlight lang="bash"> | ||
\a alert (bell) | \a alert (bell) | ||
\b backspace | \b backspace | ||
Line 1,387: | Line 1,387: | ||
\nnn the eight-bit character whose value is the octal value nnn (one to three digits) | \nnn the eight-bit character whose value is the octal value nnn (one to three digits) | ||
\xHH the eight-bit character whose value is the hexadecimal value HH (one or two hex digits) | \xHH the eight-bit character whose value is the hexadecimal value HH (one or two hex digits) | ||
</ | </syntaxhighlight> | ||
マクロのテキストを入力する際には、マクロ定義を示すために一重引用符または二重引用符を使用しなければならない。 引用符で囲まれていないテキストは関数名とみなされる。 マクロ本文では、前述のバックスラッシュエスケープが展開される。 バックスラッシュは、" や ' を含め、マクロテキスト内の他の文字を引用符で囲む。 | マクロのテキストを入力する際には、マクロ定義を示すために一重引用符または二重引用符を使用しなければならない。 引用符で囲まれていないテキストは関数名とみなされる。 マクロ本文では、前述のバックスラッシュエスケープが展開される。 バックスラッシュは、" や ' を含め、マクロテキスト内の他の文字を引用符で囲む。 |