/usr/bin/bash: Difference between revisions

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:caseコマンドはまず単語を展開し、後述のパターンマッチングで説明されているマッチングルールを使って、順番に各パターンとのマッチングを試みる。 単語は、チルダ展開、パラメータと変数の展開、算術展開、コマンド置換、プロセス置換、引用符除去を使って展開される。 検査される各パターンは、チルダ展開、パラメータ展開、変数展開、算術展開、コマンド置換、プロセス置換を使って展開される。 nocasematchシェル・オプションを有効にすると、アルファベットの大文字と小文字を区別せずにマッチが行われる。 マッチすると、対応するリストが実行される。 演算子;;が使われると、最初のパターンマッチの後、それ以降のマッチは試みられない。 の代わりに;&を使うと、次のパターン・セットに関連するリストが実行される。 の代わりに ;;& を使用すると、シェルは文中に次のパターンリストがあればそれをテストし、マッチした場合に関連するリストを実行する。 パターンにマッチしなければ、終了ステータスは0である。 それ以外の場合は、リスト内で最後に実行されたコマンドの終了ステータスとなる。
:caseコマンドはまず単語を展開し、後述のパターンマッチングで説明されているマッチングルールを使って、順番に各パターンとのマッチングを試みる。 単語は、チルダ展開、パラメータと変数の展開、算術展開、コマンド置換、プロセス置換、引用符除去を使って展開される。 検査される各パターンは、チルダ展開、パラメータ展開、変数展開、算術展開、コマンド置換、プロセス置換を使って展開される。 nocasematchシェル・オプションを有効にすると、アルファベットの大文字と小文字を区別せずにマッチが行われる。 マッチすると、対応するリストが実行される。 演算子;;が使われると、最初のパターンマッチの後、それ以降のマッチは試みられない。 の代わりに;&を使うと、次のパターン・セットに関連するリストが実行される。 の代わりに ;;& を使用すると、シェルは文中に次のパターンリストがあればそれをテストし、マッチした場合に関連するリストを実行する。 パターンにマッチしなければ、終了ステータスは0である。 それ以外の場合は、リスト内で最後に実行されたコマンドの終了ステータスとなる。


;<nowiki>if list; then list; [ elif list; then list; ] ... [ else list; ] fi</nowi>
;<nowiki>if list; then list; [ elif list; then list; ] ... [ else list; ] fi</nowiki>
:ifリストが実行される。 その終了ステータスがゼロであれば、thenリストが実行される。  そうでなければ、各elifリストが順番に実行され、その終了ステータスがゼロであれば、対応するthenリストが実行され、コマンドは完了する。 そうでない場合、elseリストがあればそれが実行される。  終了ステータスは、最後に実行されたコマンドの終了ステータスであり、どの条件も真をテストしなかった場合はゼロである。
:ifリストが実行される。 その終了ステータスがゼロであれば、thenリストが実行される。  そうでなければ、各elifリストが順番に実行され、その終了ステータスがゼロであれば、対応するthenリストが実行され、コマンドは完了する。 そうでない場合、elseリストがあればそれが実行される。  終了ステータスは、最後に実行されたコマンドの終了ステータスであり、どの条件も真をテストしなかった場合はゼロである。