Curry/ja: Difference between revisions
Curry/ja
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| main_ingredient = 肉あるいは、野菜, オイルあるいは、[[ghee/ja]], [[spices/ja]] | | main_ingredient = 肉あるいは、野菜, オイルあるいは、[[ghee/ja]], [[spices/ja|スパイス]] | ||
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==語源== | ==語源== | ||
{{Anchor|Etymology}} | |||
[[File:To make a Currey the India Way - Hannah Glasse 1748.jpg|thumb|upright=1.5|[[:en:Hannah Glasse|Hannah Glasse]]のカレーのレシピ。このレシピはkaṟの英語化された最初の形として知られている。(レシピでは[[:en:Long s|長いs、"ſ"]]が使われている)。]] | [[File:To make a Currey the India Way - Hannah Glasse 1748.jpg|thumb|upright=1.5|[[:en:Hannah Glasse|Hannah Glasse]]のカレーのレシピ。このレシピはkaṟの英語化された最初の形として知られている。(レシピでは[[:en:Long s|長いs、"ſ"]]が使われている)。]] | ||
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イギリスではソースを使った料理はすべて「カレー」という総称で括られていた。17世紀に[[Anglo-Indian cuisine/ja|アングロ・インド料理]]から[[English cuisine/ja|イギリス料理]]に伝わり、平凡な茹で肉や煮肉にスパイシーなソースが加えられるようになった。カレーは1809年からイギリスのコーヒーハウスで提供されるようになり、1940年代と1970年代に大流行した。19世紀には、カレーはイギリスの[[:en:sugar industry|砂糖産業]]で働くインド人[[:en:indenture|年季奉公]]労働者によってカリブ海に運ばれた。20世紀半ば以降、多くの国のスタイルのカレーがその起源から遠く離れた場所で人気を博し、ますます国際的な[[fusion cuisine/ja|フュージョン料理]]の一部となっている。 | イギリスではソースを使った料理はすべて「カレー」という総称で括られていた。17世紀に[[Anglo-Indian cuisine/ja|アングロ・インド料理]]から[[English cuisine/ja|イギリス料理]]に伝わり、平凡な茹で肉や煮肉にスパイシーなソースが加えられるようになった。カレーは1809年からイギリスのコーヒーハウスで提供されるようになり、1940年代と1970年代に大流行した。19世紀には、カレーはイギリスの[[:en:sugar industry|砂糖産業]]で働くインド人[[:en:indenture|年季奉公]]労働者によってカリブ海に運ばれた。20世紀半ば以降、多くの国のスタイルのカレーがその起源から遠く離れた場所で人気を博し、ますます国際的な[[fusion cuisine/ja|フュージョン料理]]の一部となっている。 | ||
==地域毎{{Anchor|By region}}== | |||
==By region== | ===南アジア=== | ||
=== | {{Main/ja|South Asian cuisine/ja}} | ||
{{Main|South Asian cuisine}} | [[File:Rajma Chawal, from India.jpg|thumb|upright|left|''[[Rajma/ja|ラージマ]]-[[chawal/ja|チャワール]]''・赤インゲン豆のカレー・蒸し米添え・インド産]] | ||
[[File:Rajma Chawal, from India.jpg|thumb|upright|left|''[[Rajma]]-[[chawal]]'' | [[File:Handi-and-karahi.jpg|thumb|right|300px|[[Pakistani cuisine/ja|パキスタン料理]]に使われる伝統的な''[[karahi/ja|カラヒ]]''(左)と''[[handi/ja|ハンディ]]''(右)]] | ||
[[File:Handi-and-karahi.jpg|thumb|right|300px| | インドはカレーの本場であり、多くの[[Indian cuisine/ja|インド料理]]はカレーベースで、さまざまな種類の野菜、レンズ豆、肉を加えて調理する。カレーの内容や調理法は地域によって異なる。ほとんどのカレーは水ベースで、乳製品やココナッツミルクを使うこともある。カレー料理は通常濃厚でスパイシーであり、蒸した米や様々なインドパンと一緒に食べる。例えば、[[Kashmiri cuisine/ja|カシミール料理]]で人気のある[[rogan josh/ja|ローガン・ジョシュ]]は、カシミール産の唐辛子と[[Celosia/ja|ケイトウ]]の赤い花のエキス(''mawal'')で色付けされた赤いグレービーソースを使った羊肉のウェットカレーである。''ゴシュタバ(Goshtaba)''(ヨーグルトのグレイビーソースで煮込んだ大きな羊肉のミートボール)は、西洋のレストランで時折見られる[[Wazwan/ja|ワズワン]]伝統のもう一つのカレー料理である。 | ||
[[Bengali cuisine/ja|ベンガル料理]]では、カレーは''トルカリ''と呼ばれる。カレーには魚介類、野菜、肉類が含まれる。[[Mustard seed/ja|マスタードシード]]と[[mustard oil/ja|マスタードオイル]]は多くのレシピに加えられ、多くの場合[[Tempering (spices)/ja|タルカ]]の形で加えられる。[[:en:Bengal|ベンガル]]で人気のあるカレーには、Murgi'r Lal Jhol、[[Shorshe ilish/ja|Shorshe Illish]]、[[Mutton curry/ja|Kosha Mangsho]]、[[Chingri malai curry/ja|Chingri Malai]]、[[Rezala/ja|Rezala]]などがある。[[Mezban/ja|メズバン]]は、[[:en:Bangladesh|バングラデシュ]]の[[:en:Bengali Muslims|ベンガル系イスラム教徒]]が[[:en:Chittagong District|チッタゴン地区]]で開催する人気の社会的な祭り。 | |||
この祭りには、「メズバニ牛肉」を意味する「メズバニ・ゴシュト」と呼ばれる独特のビーフカレーが登場する。このカレーの調理は、巨大な「[[Dum pukht/ja|deghs]]」と薪、そして長年の経験と完璧な技術を必要とする、大規模かつ複雑な工程である。 | |||
米とカレーはスリランカの主食である。 | |||
===東アジア=== | |||
カレーはアジアの他の地域にも広がった。[[Chinese cuisine/ja|中国料理]]には欠かせないものではないが、中国の南部ではいくつかの料理にカレー粉が加えられている。中国の食料品店で売られているカレー粉はマドラスカレー粉に似ているが、[[Illicium verum/ja|スターアニス]]とシナモンが加えられている。ポルトガルの植民地であったマカオには[[Macanese cuisine/ja|独自の料理伝統]]があり、[[Galinha à portuguesa/ja|ガリーニャ・ア・ポルトゥゲーザ]]やカレーカニなどのカレー料理がある。[[Portuguese sauce/ja|ポルトガルソース]]はカレー風味のソースで、[[coconut milk/ja|ココナッツミルク]]でとろみをつけたものである。 | |||
[[File:Beef curry rice 003.jpg|thumb|upright=.8|left|[[Japanese curry/ja|日本]]スタイル{{lang|ja-Latn|Karē-Raisu}} (カレーライス)]] | |||
[[File:Beef curry rice 003.jpg|thumb|upright=.8|left|[[Japanese curry| | |||
[[Japanese curry/ja|日本のカレー]]は通常、カレーライス({{lang|ja-Latn|karē raisu}}) として食べられている。- カレー、ライス、そしてしばしば漬け物が同じ皿に盛られ、スプーンですくって食べる、よくあるランチタイムの食堂料理である。インドや東南アジアのカレーに比べると辛さや味付けは控えめで、カレーというよりは濃厚な煮込み料理である。イギリス人が[[:en:British Raj|インド植民地]]からカレーをイギリスに持ち帰り、日本には鎖国政策が終わった[[:en:Meiji period|明治時代]](1868年~1912年)に伝わり、日本のカレーは[[Yōshoku/ja|西洋料理]]に分類されるようになった。カレーが全国に広まったのは、[[:en:Imperial Japanese Army|日本陸軍]]や[[:en:Imperial Japanese Navy|海軍]]が、便利な野戦料理や海軍の水筒料理として大々的に採用し、僻地の徴兵にも体験させたことによる。[[:en:Japan Maritime Self-Defense Force|海上自衛隊]]では、毎週金曜日の昼食にカレーを食べるのが伝統となっており、多くの艦艇が独自のレシピを持っている。標準的な日本のカレーは、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、時には[[celery/ja|セロリ]]、そして大きな鍋で煮込んだ肉が入っている。甘みを増すためにすりおろしたリンゴや[[honey/ja|蜂蜜]]が加えられることもあり、代わりに他の野菜が使われることもある。 | |||
[[Japanese curry]] | |||
カレーが[[Korean cuisine/ja|韓国料理]]に広まったのは、1969年に[[Ottogi/ja|オットギ]]がカレー粉で韓国食品業界に参入してからである。韓国のカレーは通常ライスと一緒に提供され、ターメリックの黄金色が特徴である。カレー[[:en:tteokbokki|トッポッキ]]は[[:en:tteok|トック]](餅)、[[:en:eomuk|オムク]](魚の餅)、卵、野菜、カレーで作られる。カレーは[[:en:bokkeumbap|ポックムパプ]](チャーハン)、[[:en:sundubu|スンドゥブチゲ]](絹ごし豆腐のチゲ)、フライドチキン、野菜炒め、サラダなどの韓国料理に加えることができる。 | |||
===東南アジア=== | |||
[[File:Gulai kambing masakan Padang.JPG|thumb|マトン[[Gulai/ja|グライ]](インドネシアのカレー)、通常は[[Nasi padang/ja|ナシ・パダン]]メニューの一部として供される]] | |||
[[File:Gulai kambing masakan Padang.JPG|thumb| | |||
[[Indian Indonesian cuisine/ja|インド・インドネシア料理]]は、[[:en:India|インド]]の本格的な料理をアレンジしたものと、[[:en:Indonesia|インドネシア]]の多様な食文化にインスパイアされた創作料理からなる。[[:en:Indonesian language|インドネシア語]]のカレーは''kari''であり、[[:en:Javanese language|ジャワ語]]のカレーは''kare''である。[[Indonesian cuisine/ja|インドネシア料理]]、特に[[:en:Bandung|バンドン]]では、[[lontong/ja|ロントン]]と牛肉の黄色いカレースープを合わせた'''[[nasi kari/ja|ロントン・カリ]]'''という料理がある。[[Javanese cuisine/ja|ジャワ料理]]では、[[:en:East Java|東ジャワ]]の[[:en:Tuban Regency|トゥバン県]]で[[Portunus pelagicus/ja|ワタリガニ]]のカレーである'''kare rajungan'''が珍味となっている。[[Rendang/ja|ルンダン]]は[[Padang cuisine/ja||ミナン]]を起源とするインドネシアの国民食であり、従来のマレーシアのカレーよりも辛口で肉が多く、ココナッツミルクが多く含まれている。 | |||
[[Indian Indonesian cuisine]] | |||
[[Malaysian cuisine/ja|マレーシア料理]]は、当初はインド系住民を介してカレーを取り入れたのかもしれないが、マレー系住民や中華系住民の間では主食となっている。マレーシアのカレーには通常、ターメリックが豊富なカレー粉、ココナッツミルク、エシャロット、ショウガ、[[belacan/ja|ベラカン]](エビのペースト)、唐辛子、ニンニクが使われる。[[tamarind/ja|タマリンド]]もよく使われる。 | |||
[[Malaysian cuisine]] | |||
[[File:Myanma cuisine.jpg|thumb|数種類の[[Burmese curry/ja|ビルマカレー]]を使った伝統的な料理]] | [[File:Myanma cuisine.jpg|thumb|数種類の[[Burmese curry/ja|ビルマカレー]]を使った伝統的な料理]] |