Latest revision as of 19:30, 19 January 2024
下垂体
下垂体は吻側神経板内に形成される。
ラスケ袋は口腔咽頭の外胚葉細胞の空洞で、妊娠4~5週目に形成され、完全に発達すると下垂体前葉を生じる。
妊娠7週までに、下垂体前葉の血管系が発達し始める。
妊娠第12週の間に、下垂体前葉は細胞分化を受ける。
妊娠20週には、下垂体門脈系が発達する。
ラスキー袋は第3脳室に向かって成長し、憩室と融合する。
これにより内腔がなくなり、その構造はラスキー裂となる。
下垂体後葉は憩室から形成される。下垂体組織の一部は上咽頭正中線に残ることがある。まれに、この結果、上咽頭で機能する異所性ホルモン分泌腫瘍が生じる。