米国食品医薬品局(FDA)は、亜鉛が鼻の神経受容体を損傷し、無嗅覚症を引き起こすとしている。アノスミアの報告は、1930年代にポリオ感染を予防するために亜鉛製剤を使用して失敗した際にも観察された。2009年6月16日、FDAは亜鉛ベースの鼻腔内風邪薬の店頭からの撤去を命じた。FDAによると、嗅覚が損なわれると、ガスや煙の漏れを感知できなくなり、食べる前に食品が腐っているかどうかがわからなくなるため、生命を脅かす可能性があるという。